もしかして鼻の中が臭いかも!?どんな原因で臭くなる?
鼻の中が臭いと悩んでいませんか?
いったい何が原因で解消したいと思っていませんか?
そんなあなたのために、鼻の中が臭くなってしまう原因について紹介していきます。
皮脂による鼻の中の臭い
鼻は多くの皮脂腺があって皮脂汚れが溜まりやすい部位であり、パックやオイルで落としているという方も多いことでしょう。
しかし、皮脂腺は鼻の外だけではなく鼻の中にもあり、鼻の中に皮脂汚れが生じることもあります。
鼻の中には鼻毛があります。
鼻毛にはウイルス、カビ、ゴミ、花粉などに対するフィルターとなり、新鮮な空気を体内に取り入れるという役割を持っています。
普段は意識しませんが、鼻毛にはかなりの毛量があり、鼻の中にはたくさんの皮脂腺があるのです。
鼻の中の皮脂腺から分泌された皮脂が溜まると、酸化して臭いの原因になります。
これの予防、改善には鼻うがいが効果的です。
鼻うがいをすることによって溜まっている皮脂を取り除くことができます。
ただし、鼻うがいを繰り返すと鼻や喉の粘膜が傷つき、免疫力が下がって風邪やインフルエンザなどの病気を引き起こしやすくなるので、やり過ぎには注意しましょう。
鼻うがいの正しい方法はこちらの記事を参考にしてみてください↓↓
鼻の中の汚れの臭い
空気が汚い場所などに行くと、鼻の中に大量のチリなどのゴミが付着してしまいます。
このゴミに細菌が繁殖してしまうことで、臭くなります。
放置しておくと、上に書いた皮脂もここに関わって臭いがひどくなることもあります。
副鼻腔炎による鼻の中の臭い
副鼻腔炎はウイルス感染やアレルギー反応により、鼻の中の粘膜に炎症が生じ、鼻の中に膿が溜まってしまうという症状のことです。
副鼻腔炎では鼻の中の膿が臭いを引き起こすことがあります。
副鼻腔炎の臭いは鼻呼吸の度に感じられるので、不快感が強いです。
副鼻腔炎になると黄色くネバネバとした鼻水が出るようになるので、鼻呼吸ではなく口呼吸をせざるを得なくなるということも多いです。
口呼吸をすると口の中が乾燥して菌が増殖、繁殖し、口臭の原因となります。
また、膿が喉へ流れ込み、鼻の中や口の中が臭くなることもあります。
副鼻腔炎の改善は基本的には抗生物質を使うことになります。
ずっとネバネバしたような鼻水が出ているなら、副鼻腔炎になっている可能性が高いでしょう。
副鼻腔炎を病院で治療する場合、薬物療法が基本ですが、症状が重度の場合は手術が行われます。
萎縮性鼻炎による臭い
萎縮性鼻炎とは鼻の粘膜を保護するために粘液が分泌している細胞が萎縮してしまって、機能がなくなる病気です。
高齢者の方に多く、鼻の中がカサカサになって乾燥します。
そして、大量のカサブタと悪臭が出てしまうという症状があります。
治療方法は抗生物質を鼻の中に塗ったり、鼻の穴を広げる手術をして乾燥を防ぐという方法があります。
臭鼻症っていうのがある
鼻の中の臭いには原因が特定できないものもあります。
こうした原因不明の鼻の中の臭いを総称して臭鼻症(しゅうびしょう)といいます。
傾向として、臭鼻症は慢性鼻炎を患っている方の発症率が高いとされています。
そのため、鼻水、血、膿などが凝固し、それによって臭いが生じているのではないかと考えられています。
また、臭鼻症では多くの人に鼻の中にカサブタのようなものができやすいとされています。
臭鼻症の鼻の中の臭いは腐敗臭に近く、口臭にも影響が出るのが特徴です。
そのため、自覚症状だけではなく、他覚症状によって発症に気づくということもあります。
臭鼻症の根本治療のためには慢性鼻炎の完治が必要です。対症療法として、鼻うがいにも効果があります。
まとめ
副鼻腔炎、萎縮性鼻炎、臭鼻症のような病気は病院で診断して、治療するしかありません。
検査しても異常がないのに、いつも鼻の中が臭いというのであれば、生活習慣の見直しが必要かもしれません。
皮脂の分泌量で臭いがきつくなっているので、脂っこい食べものを控えて、睡眠に気を使うなどしてみましょう。
また、ストレスでも皮脂の分泌が増えてしまうので心のケアも大事なことです。
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